先日、全米第二位の書店チェーンが倒産した。アマゾンや電子書籍の営業で書店での販売が難しくなったようだ。ネットの営業でCDが売れなくなり、DVDレンタルが伸びなくなっている。良い悪いは別にして、大きな流れとしてネット社会の加速は止めることはできないようだ。
しかし他方で、本当に今後、日本国内で電子書籍がメジャーになり、アメリカのように書店が倒産するという事態が想定できるのか。私自身は、電子書籍は普及しないだろうと考えている。
音楽はCDだろうが、テープだろうが、最終的に「音」に変換されているものを聴いているため、その過程、つまりアナログよりデジタル、CDよりネットと、より便利な方向に進行していったことは理解できる。
しかし「活字」を読むことが便利になることが紙の「本」以上にありうるだろうか。キンドルのように「本」を読むことに特化したデバイスではなく、i padやgarapagosのようなネット端末としてのデバイスが主流であり、読みやすい環境ともいえない。
また広大な国土に効率的に届ける流通機構がないアメリカでの電子書籍と、日本国内のようにきめ細やかな流通機構が整っているなかでの電子書籍では全く意味が違う。もちろんアマゾンのように、近くの本屋では入手できない本を購入したいという欲求を満たすための機能は欠かすことが出来ないが、そのネット活用とコンテンツ配信におけるネット活用(電子書籍)とでは根本的に違う。
各企業がこぞって電子書籍に突き進む今、以外にこたえはシンプルな形なのかもしれない。例えばこれほどプリンターが発達・普及しているのだから、コンテンツはネット配信、印刷は自宅でという形態も考えられなくもない。
本は音と違って、一度読んでしまえば、後は何度も読み返すことはない。
つまり、なんども同じ文庫本サイズの紙の上に、違うコンテンツを重ねて印刷していければ、何もデバイスを買い替える必要もないし、持ち歩く必要もない。読みたい本を1冊持ち歩けばいいだけなのだから。本好きな僕としてはそんなソリューションもありかも。
0 件のコメント:
コメントを投稿