2011年12月11日日曜日

顧客へのリーチを如何に短くするか?

私は読書が好きだ。
とはいうものの限られた範囲の中での読書である。
特に経営、マーケティング、統計調査、営業、不動産に関連するものが大半を占めている。

本は図書館では借りず、あくまで購入する。
毎月約5万円を書籍代に計上しているが、購入書店はほぼ決まっている。
現在の購入店舗第1位はアマゾン、第2位は紀伊国屋書店、第3位がブックファーストである。

この1位と2位の書店からの購入には純然たる理由がある。
その理由は、在庫情報がネット上にオンタイムで反映されていることである。

まず、書評などである本に興味を持つ。
その際、自分自身の中で購入経路として大きな分岐点が存在する。
今すぐ読みたいかそうでないかである。

今すぐ読みたい場合は、「紀伊国屋書店」の店舗在庫をチェックする。
自宅近く、会社ビル内、通勤経路に3か所の紀伊国屋が存在するため、ほとんどの場合、このいずれかに在庫がストックされている。そこで購入を「心の中で」決定し、いずれかの店舗に向かうのである。

次に「今すぐ(ASAP)」ではないが、出来るだけ速やかに入手し、読みたいと思われる書籍を購入する場合はアマゾンとなる。なぜなら、アマゾンには「中古本」が掲載されており、少しでも安く手に入れられれば予算が有効に使えるからである。

このように本を買う一つの行為をとっても、店舗から顧客の手元に如何に情報を届けておくかで、実際の購買行動に多大な影響を与えられているのである。

もちろんこれは、本を大量に購入する私の一例にすぎない。
しかし、同じ商品であれば出来るだけ顧客の近くにリーチするかが、販売のカギを握っている。それは、物理的な距離だけではなく心理的距離も含まれている。

例えば私の販売するサービスである「調査」や「営業コンサルティング」は、単に物理的距離のリーチをネット上で短くしたからといって売上に直結するわけではない。それは心理的距離がまだ遠いからだ。心理的距離とは、そのサービス自体の理解もあるだろうし、そのサービスを提供する企業、あるいはそのサービスを提供する私自身を知らないという事実でもある。この物理的・心理的距離を短く出来た結果が、その企業の成果に直結してくる。

自分の会社にとっての「距離」を明確に意識し、少しでも短くする努力を怠らないようにしなければならない。来年の弊社にとっての「距離」とは何か?どのように短くすべきか?
そろそろ新年の抱負を検討しなければならない時期がすぐそばまでやってきている。