2011年4月1日金曜日

新年度は新たな行動計画立案ではなく、自分自身の実力棚卸に使おう

今日は2011年4月1日。 新年度が始まりました。街には「新」が溢れています。新入社員の着慣れないスーツや転勤してきたばかりの不安そうな顔、新しい役職で気合いの入った人たち。 この「新」が溢れる4月1日、私自身がやるべきこはいったい何だろうか考えてみました。それは「今年度」をどうするかではなく、「今」自分は何が出来て、何が出来ないかをしっかり整理することではないかと考えます。 本日は、多くの会社で新年度の目標が発表される日もあります。多くの人が、この提示された目標に向けて、具体的な行動計画を立案し始める日でもあります。 目標達成のための行動計画とは、実は未来の計画策定ではありません。その計画を達成するために、自分自身の動きや時間の使い方、部下や上司との連携、必要な顧客動向情報など、現時点において「不十分」である事実を正確に捉え直すことこそが必要なのです。 ではなぜ、目標達成のための計画策定ではなく、現時点で「不十分」である事実を捉えなおすことが必要なのか?それは、事前準備こそが、目標達成のための全てだからです。 料理に例えるとわかりやすいかもしれません。目標とは、最終的につくる予定の「献立」です。この献立と食べる人数が決まれば、当然材料の種類や量も決まります。しかも食べる時間が決まれば、その時間に合わせてどういった手順を踏むべきかも決まってきます。その結果、足りない材料・調味料(リソース)が分かり、どこでいつまでに仕入れるべきかも見えてくるのです。 この現状分析こそが、今年度の目標を達成するために必要な作業なのです。つまり、目標達成のために、いま不十分である事実はなにか?を正確に捉えなおすことこそが、目標達成のために不可欠な行動なのです。 私自身、「目標設定」と「不十分な事実」を捉えなおすことに注力したいと思います。

2011年3月31日木曜日

ビジネス街のイチゴ屋さん(差別化戦略)

弊社は大阪市中央区の本町にオフィスがあります。地下鉄御堂筋線本町駅を降りると、いつも街頭でいちごを売っているおじさんがいます。このお店、結構売れてます。その秘訣は何か考えてみました。 売れる秘訣として考えられるのは「差別化戦略」と「時間戦略」ではないでしょうか。いちごが売られているのは、スーパーか果物屋かイチゴ農家でしょう。私たちが購入する場所として、通常はスーパーでしょう。スーパーでの一品あたりの購買単価とはどのくらいでしょうか?キャベツ120円、豆腐80円と、多くの商材が100~300円周辺の価格帯です。 他方、いちごはどうでしょう。1パック298円~とスーパーのその他商品に比べると高価格帯に位置していると感じます。ところが、本町という場所でいちごを販売した場合、比較する商品はランチ600~700円でしょうか。つまり同じ価格でも「低価格」だと認知させることが出来るのです。つまり他の商品との対比感覚を利用して、差別化してしまっているのです。 もうひとつは「時間戦略」ではないでしょうか。人間には一日の大まかな行動サイクルがあります。朝起きて、会社に行って、仕事して、会社帰りに買い物して、帰宅する。この中で「買い物行動」は、会社帰りのタイミング、そして場所は自宅近くでしょう。その会社帰り前に、他のスーパーに先んじて「いちご」を買わせてしまうのです。 しかも「いちご」だけを山のように陳列しているので、顧客は多くの選択肢の中から選べますし、店に興味を持った時点で、既に「買う」ことは既定の事実なのです。 もちろん、これはいちごという商品には適切な戦略ですが、どんな食品にも当てはまるわけではありません。オフィス街に合致する価格帯の商材であれば、結構展開できるのではないでしょうか。 ただのいちごやのおじさんと油断してはいけません。このおじさんかなりやり手です。