2010年12月5日日曜日

マーケティング・リサーチの視点で選挙を見ると

「有権者は何を求めているのか・・・マーケティング・リサーチの視点で選挙を見ると」

ある尊敬する方に依頼を頂戴し、このようなテーマで講演を行うことになった。
聴衆は、現役市議会議員・統一地方選挙立候補予定者及びその支援者とのこと。
今日は、そのレジュメ作成に一日を費やす。

短期的に選挙に役立つマーケティングリサーチの実践ノウハウと、中長期的に役立つ社会調査の知識を1時間で伝えるにはどういった構成でいくべきかについて検討した。
「市民派候補のための選挙必勝マニュアル」をお借りしていたので読んでみたが、そこにヒントを見つけた。そのヒントとは、マニュアルの内容が広報的視点のみで構成されていたことだ。

選挙とはつまり、市民の悩みを特定し、その解決のための処方箋を示すことで共感を得、投票という対価を得ることにある。しかし、「市民の悩みを特定する」という第一歩に関するノウハウはほとんど提供されていないのだ。

これは現代の企業の抱える課題とまったく同じである。
企業も、顧客のニーズとは何かを問うことを忘れ、ただ売ることのみに専念してきた結果、売上・収益不振に陥っている。選挙に置き換えれば、投票数とはつまり、顧客である市民のニーズをくみ取れたことを如実に表す結果であり、企業における売上である。
投票率が上がらないことは単なるマクロな問題に過ぎない。候補者にとって重要なのは「得票数を上げる」こと、つまり如何に市民の悩みを特定し、解決のための処方箋を示せるのかにかかっているのだ。

そのためには、市民の悩みを特定する技術、すなわち調査技術(マーケティングリサーチ)が必須である。協力できる仲間や支援者とともに、丹念に市民の悩みを明らかにしていくこと。このことこそが、この講演会で提供すべき内容だとの結論に至った。

当日に喜んでもらえる講演内容に仕上げたい。

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