2011年1月6日木曜日

顧客目線にたった提案で活躍する小売業

スーパーを訪れると大量・多種類の商品が陳列されているが、自身が購入するブランドはほぼ固定化している。こうした点からも、現在の小売業の厳しい状況は実感できる。

スーパーの売り上げは14か月連続で対前年同月比を割り込み、百貨店では23カ月連続。コンビニでも8カ月連続である。そうしたなかで、地域に根差したローカルスーパーで業績を伸ばしている中小企業がある。

食品スーパーでは、ハローデイ(北九州)、オギノ(山梨)、ヤオコー(埼玉)、オオゼキ(東京)などである。彼らは何故、増収増益を果たせているのだろうか。その答えが顧客目線にたった提案である。

例えばハローデイの売り場はディズニーランドのような「アミューズメントフードホール」だ。この施策は、買い物は楽しくないと感じる子供連れ顧客に対してのアンチテーゼだ。ヤオコーは、一食の炊事に15分しかかけない主婦のためのメニュー提案を提供し続けている。オオゼキの売り場は時間によって変化する。昼間の専業主婦と夕方の働く主婦では選ぶ食材が異なるからだ。

成長しているローカルスーパーは、顧客の悩みを解消できるようニーズを掬い取り、機敏に対応しているのだ。あのダイエーですら、最初の店は「良い品をどんどん安く」「既存の価格を破壊する」という理念のもと、当時の主婦の抱えている悩み(例:牛肉を安く買いたい)を解消するために安売りを徹底したのだ。

伸びる企業の共通項とは、顧客ニーズを的確に捉えていることだ。成功体験に甘んじることなく、常に顧客目線にたち、顧客の不満・不安を解消することだけが、会社の成長を約束してくれるのだ。

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