本日の日本経済新聞に「誕生!大型規格ハウス。あなたなら何に使う?」という広告が掲載されていた。この広告、広告ではあるがメーカーが顧客に、その使い方を尋ねるという画期的なもの。
コピーが秀逸。『高さ6mのおコメ用乾燥機ハウスとして開発しました!…が、使い方が一つではもったいないので、アイディアを募集します。応募方法はこちら。。。』
この広告。三つの意味が同時に含まれている。ひとつはまさに「商品宣伝」。コピーのおかげで、確実に目を引く宣伝に仕上がっている。ふたつ目は商品を通じた会社広報。「カクイチ」という会社の存在自体をしらなかった人たちが、この広告をきっかけに認知したことになる。
そして最後のひとつ。それが最も重要な意味でもある「新しい使い方」を訊くことで、この商品の可能性を集めようとする姿勢である。
商品は会社側が企画した生産物だ。しかし使い方は顧客の数だけあるといってもよい。例えば極端な例でいうと、ある焼肉屋さんは洗濯機を「たれ製造機」として使っている。もしこの事実をメーカーが真摯に受け止めることが出来れば、新たな販路を開拓する機会になる可能性もあるのだ。
そうした点からみて、このメーカーは、商品の使い方を顧客から募集して、新たな販路開拓しようとしているのだ。この姿勢はとても大切だ。自分たちの一方的な思い込みから脱却して、顧客の声を訊く。まさにマーケティングの本質をつかんでいる行動だと思う。
ただし日経新聞の広告欄が、その効果を発揮するのに十分な媒体かどうかは疑問が残る。ツイッターやフェイスブック、ブログなど様々な媒体を使ったクロスメディアの力をもっと活用する必要があるのではないだろうか。
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