2011年4月23日(土)9:00~15:00。武蔵大学の海外研修生に向けた社会調査法に関する基礎講座の講師を務めてきた。
この海外研修、大学が各自に30万円を給付し、彼らが自分達で立案した調査企画を、最低30日間以上、海外で実施してくることを課題に課した研修である。
様々な学部学生が参加するため、社会調査に関する基礎的な知識を身につける必要がある。そこでこの講座が開催されるのだ。
今年度の参加者は6名、少数精鋭といった感じだ。彼らの興味は実に様々。水不足に関する興味から、韓国の学歴問題、対人関係に文学比較とバラエティに富んでいる。しかし、彼らに調査知識を理解してもらい、かつ、これらヴァラエティに富んだ課題解決に向けた調査企画にまでつなげることは容易ではない。
かつて桃山学院大学で社会調査実習を担当したが、この基礎的な調査知識を体得したであろう学生たちが参加したにもかかわらず、課題と調査が結びつくのに実に1年間もかかるのだ。つまりそれほど、企画を立て、実際に調査し、報告書を作成するという作業は訓練が必要なのだ。
もちろん、私もプロである。6時間で彼らに最低限必要な知識を授けることは可能だ。
ただし、知識を身につけても「実際に使える」状態にするのはとても難しい。
しかし、喜ばしいことに、この講義が終わった時に、ぜひまた課題を見てもらいたいと、学生から要望されたのだ。つまり知識だけに終わらせず、なんとか技術を身につけたいと学生たちがやる気になってくれたのだ。
彼らは東京の学生である。弊社は大阪にある。物理的な距離があっても、彼らの海外研修が終わるまで全力でサポートしたいと思わせる「やる気」が彼らにはある。
彼らを見ながら私も反省した。もっとやる気をもっていろいろと貪欲に学んでいこうと。人は学びたいと思った人には、最大限のサポートをしたいと思うものだ。なにしろ自分の知識や技術が人の役に立つのだから。
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