2011年4月13日水曜日
戦略が机上の空論にならないために
ある商品・サービスをマーケットに投入する。その際にはまず、ターゲットは誰なのか、そのターゲットにどのように届けるべきか、届けるためのリソースにはどんなものがあるのかについて考えなければならない。 大企業では、比較的その工程が経験的に蓄積されており、また代理店などを用いて機動的に展開されることが多い。しかし小規模企業の場合、こうした経験の欠如から戦略そのものが対処療法的かつ机上の空論になる可能性が極めて高い。 この対応において最も重要だと思われるのは、まず100を知ることだと思う。市場・ターゲット・リソースの100、つまり全体集合がなにかを知ることである。 広報宣伝にかける費用・人員というリソースを知らなければ、いくら効果的な広報手段があろうとも実際に展開することなど不可能である。リソースの100(全体像)を押さえてさえいれば優先順位をつけることができる。大切なことは、出来ないことがわかるということでもある。全体像を知っていれば余計なことを考えなくなる。つまり決定事項に集中することが可能になるのだ。 市場を見積もるということは、どこかで雲をもつかむような作業であり、現実感が失いがちだ。しかし、そこに投入する資源(リソース)は、どんなに大きな市場であろうが小さい市場であろうが関係ない。ある範囲でしか投入できないし、ないものはないのである。あとはその資源をどう有効に活用するのか、それしかないのだ。 と同時に重要なのは、決めたことを愚直に実践することだ。目の前の顧客の反応を見ながら対処療法的に対応していると、結局成功しても失敗しても、なにが「要因」だったのか総括することが出来ない。つまり、より成功を追求することも、失敗を回避することも出来なくなるのである。 いったん計画した戦略はむやみやたらに変更しない。戦略がぐらつくと誰もついてこなくなる。顧客、従業員、協力者しかり。その覚悟こそが小規模企業に重要な行動規範なのだ。
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