2011年3月31日木曜日
ビジネス街のイチゴ屋さん(差別化戦略)
弊社は大阪市中央区の本町にオフィスがあります。地下鉄御堂筋線本町駅を降りると、いつも街頭でいちごを売っているおじさんがいます。このお店、結構売れてます。その秘訣は何か考えてみました。 売れる秘訣として考えられるのは「差別化戦略」と「時間戦略」ではないでしょうか。いちごが売られているのは、スーパーか果物屋かイチゴ農家でしょう。私たちが購入する場所として、通常はスーパーでしょう。スーパーでの一品あたりの購買単価とはどのくらいでしょうか?キャベツ120円、豆腐80円と、多くの商材が100~300円周辺の価格帯です。 他方、いちごはどうでしょう。1パック298円~とスーパーのその他商品に比べると高価格帯に位置していると感じます。ところが、本町という場所でいちごを販売した場合、比較する商品はランチ600~700円でしょうか。つまり同じ価格でも「低価格」だと認知させることが出来るのです。つまり他の商品との対比感覚を利用して、差別化してしまっているのです。 もうひとつは「時間戦略」ではないでしょうか。人間には一日の大まかな行動サイクルがあります。朝起きて、会社に行って、仕事して、会社帰りに買い物して、帰宅する。この中で「買い物行動」は、会社帰りのタイミング、そして場所は自宅近くでしょう。その会社帰り前に、他のスーパーに先んじて「いちご」を買わせてしまうのです。 しかも「いちご」だけを山のように陳列しているので、顧客は多くの選択肢の中から選べますし、店に興味を持った時点で、既に「買う」ことは既定の事実なのです。 もちろん、これはいちごという商品には適切な戦略ですが、どんな食品にも当てはまるわけではありません。オフィス街に合致する価格帯の商材であれば、結構展開できるのではないでしょうか。 ただのいちごやのおじさんと油断してはいけません。このおじさんかなりやり手です。
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